登山口に迷い込む(荒島岳中出コース)
人生ではいろんな辛い経験をしている自分。
大抵のキツイ経験や場面を通過した。だから舐めてたよほんとこれ。
どうして急に荒島岳に行ったか、それは初の登山で近所の365mの山に登ったら案外速く登れてしまったため。
山頂でおだてられ、すっかり気を良くしちゃってたんです。
あぁ壮絶な勘違い女。
元々スポーツを長年やって来て、結構いい記録も出したこともあったけれど、出産後15キロも太ってからというもの、身体能力、運動能力が落ちてしまった。
縄跳びすらできない日々。(痩せろ)
そう、過去の栄光の気持ちよさ、のようなものが蘇ったのだ・・・・。
鼻息が荒いまま、ちゃんと調べずに行動しちゃったんですよ。
完全に間違い、今思えばとても危険だった。
常に何でも偏見を持たないよう、フラットにものを考えられるようにと
基本ふわっとしか調べずに行動する事を心がけてきたんですが、山は絶対にだめですね。
反省も込めて投稿していきます。
当初「赤兎山」に登るつもりでした。調べなかったため違う道に迷い込み、当然たどり着けなかった。
楽で初心者向けだとネットに書いてあった。
行く気満々だったのに辿り着けなかったのです。
そこで諦められず周囲をうろついていたら「荒島岳登山口」という看板が目に飛び込んできました。
後から知ったんですよ百名山であるということや、標高が高いことなどは・・・・
なぜなら電波がなかったのです(ドヤァ)
登山口〜シャクナゲ平
え。
さんきろって長いんじゃ、と感じるも引き返さない初心者
ヤバすぎる道のり(しかし楽しい)
テンション爆上げになった風景
シャクナゲ平。人がいてほっとした(登山開始が10時だった)
もちが壁〜中荒島岳
死亡事故・・・怖くなったが引き返さない
大興奮の景色に感動。ここですでに13時を回っていた
下山してきたパーティーに会う。2度目の登山でうっかり登っている事を告げると
「ここまできたら行くしかない!君ならいける!!」と励まされた(のちに下山時にこのパーティーは熱中症でダウンしていて登山は怖いなって思った)
その励ましで行くことにする。ここから速い人はどのくらいなのだろう?自分は40分以上かかったと思う。
あっけなく?なんとついてしまった!!!!大興奮!
「人間やればできる」などという大変異様な達成感で大高揚!
見知らぬ人と話しまくる奇行にまで発展(普段からだけど)
荒島岳山頂に到着
ご飯をはかろうじて持ってきていました(おにぎり2個)
水分ですが1リットルも持ってきておらず、山頂で、すでにゼロ。
不安なのでとっとと下山し始めます。
荒島岳は水場がないって知らなかったんです。
なぜ調べなかったのだろう(後悔)
恐怖。水無しで下山(真夏日)
神様どうか守ってください・・・
14時に山頂を出発しました。
16時30分には下山完了。しかしその間2組の登山者が熱中症で倒れていた。
自分は水ゼロでしたが無事に下山出来ました。奇跡だと思います。
そしてこの経験から絶対に山に行く前は下調べを怠らないことにしました。
そんな当たり前のことすらできなかったのですが、この後、白山との出会いで
真っ当な?登山者に成長します。
コース時間と反省
行動時間:5時間40分
中島登山口〜小荒島岳:2時間
小荒島岳〜山頂:1時間28分
山頂〜中島登山口:2時間30分
下山中、2組の熱中症の方がいた。1組症状を聞き取りしてそこからは走って下山。
駐車場にいた管理人さんらしき人にお伝えし、緊急で登ってもらった。
(登山道から30分くらいのところで寝込んでいたため)
必要な水の量の計算…体重(kg)×行動時間×5(ml)=登山中に必要な水分量(ml)
荒島岳のデータ
平均斜度5.8度
歩行距離11 km
累積標高差1060m